さて、今回も大野くんの話の続きです。

建築武者修行の旅、まずインドへ

タクロバンでの卒業制作を終え、自身の建築や工程その他に不満が残った大野くんは、まずはインドに武者修行の旅へ出かけます。

> 前回の話はPART1へ

 

まず大野くんが向かったのはインドの西部、ムンバイという都市。
ムンバイってどこやねん!という方は、こちらの地図をどうぞ。

普通は建築素材になり得ない、とんでもない物質なども、建築素材として利用できないか?といった可能性を研究している機関「Studio mumbai」にて、ヨーロピアンなどにまじりながら、6ヶ月間インターンとして働きます。

Studio mumbaiは世界有数の建築家と職人が協働するオフィスで、実物の試作を繰り返して建築を作り上げていきます。そのスタイルでは恐らく世界で一番有名なオフィスです。この形が大野くんがタクロバンでやった、住民と職人と会話しながらトライアンドエラーでて作り上げていくスタイルと合致していたので、行き先がまさかのインドになったそうです。決して好んでクレイジーな国インドに行きたくて行ったわけではなかったようですね(笑)

働いていたオフィス

 

 

朝9時スタートで深夜24~27時終わり、土日もなし。洗濯機もなく手洗いで、夜な夜な「一体いつ洗濯すればいいねん!」と思うほどの過酷な生活が続きました。実際の業務は模型というより図面作業で、現場が得意だという大野くんにとっては、世界中から集まってきた優秀な輩達と、机の上での図面描きの勝負をするのは非常に厳しかったと語っていました。

職人さんと模型づくり

 
 
しかもわざわざ選んでインドに来てるような人は変な人ばかり。そのような場でインターン終盤に「お前はインターンなのかスタッフなのか」と聞かれるくらいスーパーフラットの仕事場で、自分で仕事をとっていかないといけない環境でした。

職人さんと模型づくり

 
人生で初めてここまでの敗北感を味わうほど打ちのめされ、身も体もボロボロ・・・タクロバンの建設時の500倍以上きつかったそうですが、こういった環境の中で揉まれたことによって、自分の大きな成長・スキルアッップを実感できたそうです。
 

働いていたときの唯一の自分の写真

 

逆境もチャンスに変えて、乗り越えて行く・・・。
彼の情熱をここまで駆り立てる理由は、ひとえにタクロバンでの自分の未熟さ。
「もっと成長しなければ」と、一心不乱に学んだインド生活だったと振り返ります。

 
 

そして、ウガンダへ

そして、6ヶ月のインターン期間を終え、インドの後は、国内の企業でのインターン経験など紆余曲折を経て、その時幸運にも偶然出会った方の紹介で、アフリカのウガンダに行くことになります

 
ウガンダってどこやねん!
どちらかというとたけし軍団のあの人がちらついた人は、昭和世代。
 

 

縁あったその会社は、新宿にオフィスがある会社なのですが、夫婦2人でやっているような個人経営の設計事務所でした。所長がもともとウガンダに深い関わりがある会社のため、ウガンダの仕事を請け負って現地で施工するという、変わった事務所だったといいます。

 

ウガンダの風景

 
2人でやっている事務所のため、大野くんがウガンダに行く時には、所長と奥さんは日本に滞在していて、「まあ出来ることがあったら、やってみなー」のような、ゆるめのテンションで単身ウガンダに送り込まれたそうです。現地に赴いてからは、フィリピンとインドの経験を生かして、所長が日本で図面を見ながら「これ本当に作れるのかな?」と話していた建築物の主要構造部の接合部を提案するところから、ウガンダ生活が始まりました。

材料探し、材料の加工、部分的なテスト検討、最終的にこれなら建つなとたどり着いたテストがこちらです。
 

インターンで任されていたフレームの制作

 

このように建設を手伝っているローカルアーキテクトに、なにかとサポートしてもらいながら作業してました
 

木材切り出しの様子

木材切り出しの様子

 

普通の大学生がおいそれと経験できないような素敵な毎日。毎日の経験がとても密度の濃い勉強になったと語っていました。地元の大工に指示を出して、やりたいことを試すということは、言うのは簡単ですが一言では言い表せない苦労もきっとたくさんあったに違いないです。

 

職人さんにつくってもらう

 

私自身もフィリピンのセブ島に住んで、雇い主として英語の通じる大工に指示を出すことはありますが、それでも何一つうまく行ったためしがありません。言葉もほとんど通じない現地アフリカ人に指示するなんてとんでもない話、苦労の質もきっと全く違うはずというのは容易に想像できます。ウガンダでの経験では言葉が通じない現地の人々をマネジメントする力と忍耐力が相当鍛えられたといいます。

 

 

ちなみに、ここまでの武者修行は、文部科学省の「トビタテ」という制度を利用したため、渡航費などにほとんどお金を使わずに済んだそうです。真の国際人を育成するため320億円もの予算を一部一般企業からの出資も募って集め、国際感覚を身に着けた人材が将来日本で重要な役割を果たすために投資する。これからの日本を考えた時、こんなに有効なお金の使いみちはないと、彼を見て心から感じました。

 

もし興味ある若い方がいたら、ぜひトビタテJAPANのホームページをみてみてください。

【文部科学省】トビタテ!留学JAPAN

 

 

こうして、武者修行を終えた大野くん。

インドでは図面の書き方、建築のデザインの仕方、職人とのデザインのすり合わせを学びました。
ウガンダでは材料調達からコスト計算、職人をマネージメントしながら試作検討(モックアップと呼んでいるそう)、そして建設へという一連の作業を学びました。

ひと回りもふた回りも大きく成長した大野くんは、再びタクロバンの町に戻ってきました。

 

次回はいよいよこれから彼が満を持して、タクロバンでやろうと計画を進めているビッグプロジェクトについてご紹介します。

 

PART3につづく

 

 


 

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誰も知らない、建築家の卵がタクロバンで大仕事 PART2

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誰も知らない、建築家の卵がタクロバンで大仕事 PART2” への1件のフィードバック

  1. 誰も知らない、建築家の卵 男子❗
    彼の思い、自分捜しが心に響きました‼
    影なら応援しています
    また、近況ブログ楽しみにしているよ!

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